ふくろ倶楽部 革製品「ブルーム現象」について
時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さてこの度は「皮革表面の白っぽい粉浮きについて」のお客様からお問い合わせがありましたのでご説明申し上げます。
朱雀などで用いられている皮革には鞣す段階でたっぷりのオイルやロウなどをしみこませております。
冬場に冷えて皮革の表面が白くなっている場合がありますが、これは「ブルーム」といわれる現象になります。
これは製革段階で染みこませたオイルやロウが、温度や湿度の影響で革の中から表面に滲みでてまた冷えて固まったものです。
カビや汚れなどではなく品質には問題ありませんのでご安心ください。
使用するうちに消えたり、薄くはなりますが 温度変化によって再度出現します。
長期間の仕様でオイルやロウの成分が減ってくるとこの現象はなくなります。
朱雀シリーズで表革を使っているアイテムで場合が発生する場合がありますが、朱雀で使われている皮革材料はしっかりとオイルやロウ、ワックスを使って仕上げられている上質な材料たる所以と証明という事にほかなりませんのでご理解、ご納得くださいませ。
気になる場合は柔らかいタオルやブラシなどで軽くなでていただくとある程度は取れますのでお試しください。
※新品や新しいうちは拭いても何度か現れます。
※あまり強くこすると傷になりますのでご注意ください。